就活>世間で言う良い会社の誰も言わない秘密

　ところが、前回に書いてきた論理が
通用しないところがあります。
　それが、「いわゆる離職したくない良い会社」です。
仕事内容も、人間関係も良好で、待遇も見合っている、
　そんな誰もが長く働きたいというところは、
寿退社や出産、実家に帰るなどの理由以外、
特に退職する必要がありません。

　そうした会社は、人事部という
独立した部署もおかないところも多く、
部長クラスが兼任していることが多い。
　求人媒体も、どこに出したらどんな効果があり、
コスト的な知識や経験もそれほど蓄積していない。
　簡単です、そんなに採用する必要がないからです。
採用担当も、皆で持ち回りが多いため、知識の蓄積もない。
さらに、以前からの慣習で、求人媒体も検討なしに、
同一のところしか使わないことが多いです。

　自分もそうですが、保守的な性格の多い日本人は、
自分の経験していないことに対して抵抗があり、
以前からお世話になっている１〜２社しか、求人を依頼しません。
　そして、なかなか採用活動が思うように進まず、
というところまできて、別のルートを検討し始めます。
　そうなんです。はっきり言って、求人募集・採用することに
不慣れなんです。有名企業でもなければ、
ライバルも少ないのです。
　実は、そうしたところがねらい目なのです。